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健康管理について

睡眠で身体のメンテナンスを

  睡眠が健康維持に大切だという点はよく知られています。

  睡眠時間と寿命の関係は、国内外の調査によると、日本人は6.5~7.5時間が最も長生きで、
  それより長くても短くても寿命が短くなるとの調査結果です。アメリカ人でも、7~8時間が良いよう
  です。  
 

  睡眠は、寝ている間の身体のメンテナンスや、体内時計による生体リズムの調節、
  記憶の整理、  活性酸素の消去、ホルモンの分泌などに欠かせません。

  このシステムの維持に睡眠ホルモンのメラトニンが働いています。アミノ酸の一種を原料として
  合成され、17~18歳をピークに分泌量は減少していきます。メラトニンの分泌が不足したり、
  正常に分泌されなかったりすると、不眠症などの睡眠障害を引き起こします。

  幼少時には、メラトニンが引き金となって成長ホルモンの分泌が促され、骨や筋肉が成長します。
  「寝る子は育つ」という言葉がありますように、特に睡眠中に多く分泌されます。

  大人にとっても、老化や生活習慣病の元凶となる活性酸素の消去作用があります。十分に分泌
  されないと、太りやすくなる、肌の老化、疲れが取れない、病気になりやすいなど身体機能に影響
  を及ぼします。


  メラトニンは朝、目覚めた時に太陽の光を浴び、寝る前には照明を暗くすることで分泌量が増えま
  す。これは、神経伝達物質の一つのセロトニンが関係しています。

  通常、昼間に優位になる自律神経が働くことでセロトニンが多く分泌され、このセレトニンによって、
  夜間に優位になる副交感神経が働くことでメラトニンの分泌を促進します。

  ただし、コーヒーや緑茶などのカフェイン、アルコール、タバコなどは分泌を抑えるため、寝る前は
  避けた方が良いようです。


  現代社会では、深夜テレビや24時間営業のお店をはじめ、パソコンやゲーム、スマホなど夜間
  でも明るい光を浴びる機会が多く、生体リズムが乱れやすい状況です。

  不規則な生活はできるだけ避け、十分な睡眠をとるようにしましょう。 

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    イラストレーターわたなべふみ 

 

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