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2015年8月

 せきやくしゃみは考えている以上に遠くへ

  感染症の感染経路に、咳やくしゃみによる飛沫感染があることは、よく知られています。

  咳やくしゃみによる飛沫がどれだけの距離に届くのかという斬新な研究を、マサチューセッツ
  工科大学の研究チームが行っております。

  この研究で、せきやくしゃみをしたとき、その飛沫が気体状の集まりとなって、従前の考え方
  よりも、もっと遠くに広がることが分かりました。


  「あなたが咳やくしゃみをしたり、だれがくしゃみをしたとき、飛沫を見たり感じたりする
   ことはできます。しかし、目に見えない気体状の集まり(ガス雲)を形成することを見る
   ことはありません。このガス雲が、それぞれの飛沫、それも小さな飛沫の広がる範囲を広
   げることに影響しています。」
  と、マサチューセッツ工科大学のジョン・ブッシュ教授は述べています。


  従来は、咳やくしゃみによる飛沫が単独で飛ぶことを想定し、その飛距離が考えられていました。
  しかし、咳やくしゃみをした際に、目に見えない飛沫のガス雲が発生し、このガス雲に乗ること
  で、空気中に滞在する時間が引き延ばされ、距離が伸びるということです。

  研究チームは、咳やくしゃみをハイスピードカメラで撮影し、数学的モデルを作ってシミュレー
  ションし、流体力学の観点から新たな分析をしました。

  通常、物体の飛ぶ距離は、質量×速度で定義されるため、質量のある大きな飛沫の方が遠くへ飛ぶ
  と想定できます。
  それぞれの飛沫がバラバラに飛び散れば、その定義が成り立ったのかもしれません。

  しかし、飛沫同士によるガス雲ができることで、違った軌道を描くことが観察されました。

  この観察で、ガス雲の中の循環流が明らかになり、より小さな飛沫が、ガス雲の中に生じた渦に
  よってゆっくりと長い間漂い、一方で大きな飛沫は落ちてしまうことが分かりました。

  具体的に、100マイクロメートルの飛沫なら、従来想定された距離の5倍ほど遠くまで飛び、
  10マイクロメートルの飛沫なら200倍もの距離まで届くことが実験で分かりました。
  50マイクロメートル未満の飛沫なら、天井の換気装置まで届くに十分な時間を、空気中に漂う
  ことができるそうです。

  一般的に咳やくしゃみの飛沫の飛距離は、4~5メートルといわれていましたが、5倍、200
  倍となると桁違いに飛ぶことになります。


  もし、風邪などで咳やくしゃみをしているスタッフが職場にいた場合、間違いなく全員に病原菌
  を含んだ飛沫が届いていることになります。
  そして、電話機にも付着することが想像できます。

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 体に水がたまる

  今年は厳しい猛暑が続き、熱中症対策にこまめな水分補給をしましょうと、特によく耳にします。

  ですが、ついガブガブ飲みすぎて、逆に過剰摂取になりがちな場合があります。


  何らかの理由により、リンパ液やだ液、汗などの体液である水分がうまく代謝されず、体のなかで
  とどまってしまうことを「水毒」といいます。
  余分なところに水分がたまり、必要なところに水分が補給されていなくて、水分代謝が乱れている
  状態です。
  これが体に悪い影響を及ぼすことが多くあります。


  水毒となる原因には、冒頭の水分の取りすぎも一つで、体に余分な水分がたまることになります。

  また、暑い時期は冷えたビールや清涼飲料などを飲むことが多くなり、それによって胃腸を冷やし
  負担をかけ、水分の代謝を悪くさせます。

  湿気が高いときや気圧が低いときも、水分の排せつが悪くなってしまいます。


  朝起きたときに顔がひどくむくんでいたり、夕方になると足がひどくむくむ場合は、水毒の可能性
  があります。
  また、胃の部分を軽くたたいてみると、チャポチャポと音がする場合も水分が体にたまっている
  状態です。

  他にも水毒の影響は以下の症状が出る可能性があります。

   ・肌がべたつき、湿疹などが出やすくなる
   ・息切れや咳が出る
   ・虫刺されのあとがいつまでも消えない
   ・めまい、耳鳴り、おりもの、鼻水、目やになどが出やすくなる
   ・手足の冷え、頭が重い
    など


  水毒を解消するには代謝をよくするしかありません。

  まずは、足腰を鍛えましょう。内臓の血流がよくなり、排泄を促す腎臓や膀胱の代謝が向上します。
  足腰を鍛えるのに、スクワットがお勧めです。いつでも手軽にできて、造血作用や成長ホルモンの
  分泌も促されます。

  適度な運動やお風呂に入ることによって汗をかくことも大切です。

  また、カリウムが多く含まれ利尿作用のある野菜を食べることでも、むくみやだるさの改善に役立ち
  ます。
  ただし、こういった野菜には体を冷やす効果もあり、体を冷やすと代謝が悪くなり、排泄機能が悪く
  なるため、より水分を体のなかにためこみやすくなります。ショウガなどの薬味と一緒に摂ることを
  お勧めします。
  他にも、水分代謝機能を改善する食べ物がありますので、意識して摂りましょう。

  そして、適度な水分補給を心がけましょう。

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 夏期休業のご案内

  いつも有難うございます。

  誠に勝手ながら、2015年8月12日(水)から8月16日(日)まで、夏期休業とさせて
  いただきます。
  8月17日(月)から平常どおり営業致します。

  休業期間中に頂きましたお問合せにつきましては、8月17日(月)より順次対応させ
  て頂きます。
  ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 人類史上最大の感染症

  歯周病菌が、全身の病気にいろいろと影響があることがわかってきています。

  歯周病菌は、古代メソポタミアのころから悩まされて続けてきたとされており、人類史上最大
  の感染症といわれております。それで、ギネスブックにも載ったそうです。


  口の中には500種類以上の細菌が生息し、口の中の栄養分を吸収して、半日も経つと歯垢を
  作ります。
  歯垢1グラム中には、約1,000億個の細菌がいるといわれています。そのまま放っておくと、
  ぬめりを持ってきます。口の中がネバネバしてきたなあと感じたときが警告です。

  口の中の細菌にも、善玉菌、悪玉菌、日和見菌があり、悪玉菌が歯周病を引き起こします。


  先日開かれた「口腔保健シンポジウム」において講演した大阪大学の天野教授よりますと、
  日本で歯周病菌に感染するのは18歳以降が多いということです。
  高校生で歯周病菌がいる子は5%に満たないそうですが、18歳を過ぎるころから感染する
  機会が多くなり、日本人の60%が感染してしまうということです。
  感染源は、大体3~4割が親などの家族からだといわれています。


  歯周病菌に感染してしまうと、一生歯周病菌が棲みつくことになります。


  ただし、歯周病が発症するのは、歯垢の病原性と歯茎の抵抗力のバランスが崩れたときです。

  歯垢や歯石によって歯茎が腫れ、歯周ポケットの溝ができ、そこにまた汚れなどが溜まり、
  歯茎が炎症を起こすことで出血しやすくなります。
  出血すると、歯周病菌は血液からいろいろな栄養をとって、がぜん元気になり、爆発的に増殖
  します。そして、歯茎に炎症がおき歯周病になってしまい放っておくとどんどん悪くなる一方
  です。


  また近年の研究で、歯周病菌が歯茎の傷から血管に入ることによって、いろいろな病気の悪さ
  をすることがわかってきました。

  心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、アルツハイマー病、リウマチなどに悪影響があるということです。
  また、高齢者の場合、肺炎を起こしやすくなるようです。


  このようなことで、口腔衛生は、全身の健康にとって非常に重要です。

  歯ブラシだけでなく歯間ブラシなども用いて、しっかりとした歯磨きを心掛けましょう。
  また定期的に歯科医で歯石などをクリーニングしてもらいましょう。

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