O157は生肉だけではありません
7月に静岡市の花火大会の露店で売られていた冷しキュウリが感染源となって、腸管出血性大腸菌
O157の集団食中毒が発生しました。
食べた人たちは、潜伏期間を経て、5日後頃から腹痛や血便の症状が現れたようです。結局、食べた
人の約半数が発症し、汚染はかなり深刻でした。
O157は、家畜(牛、馬、羊など)のふん便から汚染された水や食物を介して、生肉を摂取したことに
より感染することがよく伝えられていますが、今回の感染源は、浅漬けにして氷で冷やされたキュウリ
でした。
厚生労働省によると、感染事例はいろいろあり、原因食品等と特定あるいは推定されたものには、
貝割れ大根、キャベツ、メロン、ホウレンソウなど、多種に渡っているようです。
O157の生存・増殖条件は、
・低温に強く、冷蔵庫内でも生きられるが、熱には弱く、75℃で1分間の加熱で殺菌できる。
・酸性に強く、胃酸にも負けない強い菌。
・温かく、栄養分と水分のあるところで増殖が盛んになる。人間の身体の中では、100個程度
のO157が入っただけで、大腸で増殖し病気を起こす。
厚生労働省では、加熱できない野菜などは、原材料を塩素消毒するよう衛生規範を作成しています。
企業によっては、濃度50ppmで塩素消毒して、その後水でよく洗って使用しているようです。
また野菜によって、湯がき(100℃の湯で5秒間程度)も有効であるとされています。
食中毒も予防が大切です。
厚生労働省のホームページに予防方法が掲載されています。
当社のぱいぷクリンWも塩素消毒として使用するのに最適です。
12リットルの水にぱいぷクリンWを1錠入れるだけで、
量りやすく手軽に50ppmの塩素水ができます。
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