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感染症の感染経路---飛沫感染
感染症の主な感染経路には、接触感染、経口感染、飛沫感染、空気感染があります。
これからの季節に流行り始める風邪やインフルエンザの感染は、主に飛沫感染によると考えられて
います。
飛沫感染は、感染している人がくしゃみや咳、会話などで放出された病原性微生物がたくさん含ま
れた小さな水滴(飛沫)を吸い込み、感受性のある人の口腔粘膜や鼻粘膜等に付着することで感染
します。
放出される病原性微生物の数は、1回のくしゃみで約200万個、咳で約10万個といわれています。
飛沫感染による病気は、呼吸器感染によることがほとんどであり、風邪やインフルエンザ、風しん、
マイコプラズマ肺炎、おたふくかぜなど代表的な感染症です。
他には、SARS、百日咳、手足口病など多くの感染症の感染経路であります。
最近関東で感染拡大が指摘されている“RSウイルス”の感染経路も飛沫感染によるものが多いよう
です。
ただし、これらのほとんどが接触感染でも感染の可能性があります。
飛沫感染の基準は、咳などで放出された5μm以上の飛沫が、1m前後の範囲に飛び散り、他の人
に感染を及ぼすこといいます。ですので、2mも離れていれば感染しないということになりますが、
普段の生活においては、現実的に難しいと思われます。
飛沫感染対策として、一番効果的な予防はマスクです。感染している患者だけでなく、周りの人も
マスクをすることはとても有効です。
予防には、手洗い・マスク 電話には電話消毒です
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