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2015年11月

 ニオイは腸内健康のバロメーター

  酸菌やビフィズス菌など腸内細菌に係る広告を非常によく見かけます。

  チョコレートタイプの乳酸菌補助食品まで登場しました。

  腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌、日和見菌が存在しますが、年齢とともに悪玉菌が優位になる
  ため、善玉菌を食べて補おうというわけですね。


  腸内細菌は、500兆個~1,000兆個も存在し、その総量は1.5キロにもなると考えられて
  います。
  腸内環境が健康であれば、善玉菌、悪玉菌、日和見菌がバランスを保って共生し、その割合は、
  善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割が理想といわれています。


  腸内細菌は、食べ物を分解するときにガスを放出します。これがオナラの元の一部となります。

  善玉菌は、炭水化物などを分解し、無臭のメタンや水素を放出します。
  悪玉菌は、たんぱく質や脂質を分解し、窒素化合物や硫黄化合物を放出します。

  悪玉菌が優位になりバランスが崩れると、強い臭いのオナラが出やすくなります。


  肉類の多い食事を取り過ぎると臭いオナラになるのは、悪玉菌のエサとなるものが増えるため
  です。

  また便秘でも、便が腸に長時間とどまることで、悪玉菌にとってのエサが絶えないため、悪玉
  菌が増えて便の成分が腐敗し、臭いを非常に強くします。

  その他、疾患やストレスによる免疫力低下、加齢などで善玉菌が減ることにより、臭い物質が
  増えます。


  対策としては、善玉菌を増やす食事を心掛けることや、免疫力を下げないようにすることです。

  炭水化物をきちんと摂り、栄養バランスの良い食事をしましょう。
  近年注目されている発酵食品も善玉菌が喜び、善玉菌を増やす効果があります。
  また、適度な運動と規則正しい生活も大切です。


  腸が健康であればオナラも減り、免疫も活性化されて、感染症予防にも役立ちます。

 

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 感染症の経路はさまざま

  インフルエンザの感染経路として考えられるのは、飛沫感染、空気感染、接触感染の3つの
  経路が考えられます。

  一般的な感覚においては、感染経路の頻度確立の意識調査をすると、多くの人が飛沫感染の
  確立が一番高いと考えています。
  空気感染と接触感染については、感覚的に同じようなパーセントで低めに考えています。

  そのため、予防対策としてマスクをしている方が多いように感じます。


  しかし、3つの感染経路がどの程度の割合で起きているかについては、はっきりしたデータ
  はありません。

  さまざまな意見があるようで、感染の大半は飛沫感染と接触感染であり、空気感染は重要で
  ないという意見や、逆に空気感染もかなりの割合で起きているという意見など、大きく見方
  が分かれているようです。

  その根拠は、さまざまな感染事例から推測されていますが、その間の人の動きなどを勘案し
  なくてはならないので、確実な結論には至っていません。

  接触感染については、インフルエンザウイルスの生存に関するデータがあり、透過性のない
  金属やプラスチックなどの表面に付着した場合、24~48時間生存することを確認しており、
  透過性のある布や紙、ティッシュでも8~12時間生存し続けられるということから、それを
  触った手を介して口から体内に入り感染する可能性を指摘しています。


  インフルエンザウイルスは、表面にたんぱく質のトゲがあり、人の口から入り、喉の上皮細胞
  にくっ付き、細胞の中で増殖し始めます。

  増殖の仕方は急激で、1個のウイルスが1日に1万個にもなるということです。


  どの感染経路にしても、口を通してウイルスが体内に侵入することが圧倒的ですので、
  想定できる予防対策が必要ということになります。


  予防には、手洗い・うがい・マスクというように、接触するものの消毒もリスクを減らす手立て
  です。


  電話しょうどくは、消毒剤で消毒したときだけでなく、医薬品である消毒薬を取り付けることで、
  1ヶ月間消毒されている状態が継続します。

  ぜひ、感染症のリスク軽減に、電話しょうどくも。

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 インフルエンザに新薬

  先日のニュースで、塩野義製薬がインフルエンザを1日で治療できる世界初の新薬を開発中
  であることが分かりました。

  2018年の実用化を目指し、今月より数百人規模の患者を対象に第2段階の治験を行うと
  いうことです。


  従来の「タミフル」などのインフルエンザ治療薬は、人間の感染した細胞で増殖したウイルス
  を細胞外へ出さないようにして、さらなる増殖を防ぐ仕組みで、ウイルス自体を直接死滅
  させるものではありませんでした。

  また、インフルエンザウイルスは2、3日の間に増殖してピークに達してしまうので、増殖
  が終わった段階で服用しても意味がなく、発症後48時間以内に服用しなくてはなりません。


  この新薬の画期的な点は、インフルエンザウイルスに直接作用して、増殖に必要な酵素の
  働きを阻害するため増殖自体を抑え、ウイルスがそのまま死滅することです。
  これによって1日で症状を抑えられるということです。

  このまま治験、審査が順調に進んで、早く実用化されるといいですね。


  当社の電話消毒薬の作用も、この新薬の似たような働きをします。

  電話消毒薬の有効成分が、細胞やウイルスなどから必須金属類を奪ってしまうため、たん
  ぱく質合成に必要な酵素が円滑に供給されなくなり、菌体を死にいたらしめます。


  インフルエンザを含め、感染症にはかからないなように予防することが一番いいですね。

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 インフルエンザ流行の気配

  厚生労働省は、10月19~25日(第43週)のインフルエンザの発生状況を10月30日
  に公開しています。

  その報告によると、全国約5,000ヶ所の定点医療機関からの報告された感染者数は498人
  になっており、前週と比較して128人増加し、徐々に拡大してきております。

  都道府県別でみると、最も多かったのは神奈川県でした。その後、愛知県、沖縄県、東京都と
  続いています。

  一定点当たりの報告数は、全国でみると0.1となっており、定点あたりの数値が、1以上だと
  「流行開始レベル」、10以上で「注意報レベル」、30以上で「警報レベル」となりますの
  で、まだ流行というレベルにはなっておりません。
  但し、1ヶ月前と比較すると倍増しており、増加傾向であることに間違いはありません。

  また、学級閉鎖数が前週と比較して4倍近くになって、急激に増加していますので、集団で
  いるようなところは特に感染に注意しなければなりません。


  インフルエンザは一度流行し始めると比較的短期間で感染拡大するため、日頃から予防を心掛
  けることが大切です。


  インフルエンザの感染経路は、主に「飛沫感染」と「接触感染」です。

  飛沫感染は、インフルエンザウイルスを含んだ感染者のくしゃみや咳によって、直接に周囲の
  人の呼吸器に侵入して感染が起こります。目などの粘膜からの直接侵入もあるようです。

  接触感染は、ウイルスが付着したあらゆる表面、モノなどに触れることによって、手を介して
  感染が起こります。ウイルスが付いてしまった手を目や鼻、口などに無意識にもっていくこと
  で、ウイルスが体内に侵入します。

  乾燥した密室内環境下では、モノの表面で長時間生きつづけることができますので、ウイルス
  を持ち込まないことも重要です。


  手洗い、うがいをよく実践し、マスクも着用することでかなり感染を防ぐことができます。

  しかし、現実的にウイルスを持ち込まないことは非常に難しいことです。持ち込んで付着した
  ウイルスには消毒するしかありません。

  電話機、キーボードにも当然ウイルスが付着します。
  消毒しましょう! 見えないリスクを減らしましょう!

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