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インフルエンザに新薬
先日のニュースで、塩野義製薬がインフルエンザを1日で治療できる世界初の新薬を開発中
であることが分かりました。
2018年の実用化を目指し、今月より数百人規模の患者を対象に第2段階の治験を行うと
いうことです。
従来の「タミフル」などのインフルエンザ治療薬は、人間の感染した細胞で増殖したウイルス
を細胞外へ出さないようにして、さらなる増殖を防ぐ仕組みで、ウイルス自体を直接死滅
させるものではありませんでした。
また、インフルエンザウイルスは2、3日の間に増殖してピークに達してしまうので、増殖
が終わった段階で服用しても意味がなく、発症後48時間以内に服用しなくてはなりません。
この新薬の画期的な点は、インフルエンザウイルスに直接作用して、増殖に必要な酵素の
働きを阻害するため増殖自体を抑え、ウイルスがそのまま死滅することです。
これによって1日で症状を抑えられるということです。
このまま治験、審査が順調に進んで、早く実用化されるといいですね。
当社の電話消毒薬の作用も、この新薬の似たような働きをします。
電話消毒薬の有効成分が、細胞やウイルスなどから必須金属類を奪ってしまうため、たん
ぱく質合成に必要な酵素が円滑に供給されなくなり、菌体を死にいたらしめます。
インフルエンザを含め、感染症にはかからないなように予防することが一番いいですね。
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