結核予防週間2017
9月24日から9月30日は、「結核予防週間」です。
厚生労働省が中心となり、毎年9月24日から30日までを「結核予防週間」として、関係団体の
協力を得てポスターやパンフレットも作成し、地方自治体の協力のもと結核予防に関する普及
啓発などを行っています。
結核は、今でも1日に新しく結核患者になる方は50人おり、結核で亡くなる方は1日平均5人
になります。
日本国内で2015年の新規登録結核患者数は、18,280人です。
結核で亡くなった方は、1,956人です。
年々減少はしていますが、いまだこの人数の罹患者が発生しています。
国立感染症研究所の発表では、今年の結核患者数は、9月3日までの累計で15,000人に
達しています。
地域で比較すると、東京、神奈川、大阪など人口が多い都市圏に患者も多くなっています。
結核の症状には特徴的なものはなく、風邪の症状によく似ているといわれています。
見分けがつきにくいことが、患者数が減らない一因となっていることから、結核の早期発見、
早期診断につなげようと、29年度の結核予防の標語は、「それって、いつもの風邪ですか?」
です。
世界をみると、総人口の約3分の1が既に結核に感染しているといわれております。
結核は、世界の死亡原因のトップ10の中につねに入ってきました。
2015年には、1,040万人が新たに結核を発病し、180万人もの人が命を落としてい
ます。
さらに、多剤耐性結核の問題も深刻になってきております。多剤耐性結核を発病した人は、
48万人と推計されています。
日本だけでなく、世界が協力して結核を撲滅する取り組みが進められています。
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