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 インフルエンザ患者が増加傾向

  ここのところ気温が下がり、風邪やインフルエンザの流行る季節になってきました。
  すでに病院や学校でもインフルエンザの患者が出てきています。

  国立感染研究所の発表によりますと、指定医療機関でのインフルエンザの患者数は、11月
  5日まで3週連続で増加し、過去5年と比較すると少し多いということですが、例年とほぼ
  同様に推移していると思われます。

  都道府県別では、沖縄県が1医療機関あたりの患者数3.97人で一番多く、次に長崎県、
  福井県と続いています。
  東京、千葉、埼玉も1医療機関あたりの患者数は0.5人を超えており、増加傾向です。

 

  インフルエンザにかかわらないために、手洗いとうがいをしっかり行って、マスクを着用し、
  しっかり予防対策をしましょう。

  また、体を冷やしたりして体内温度を下げると病気に対する抵抗力が下がりますので、体温
  管理に気をつけましょう。
  さらに、寒くても適度な運動をして、筋力維持に努めましょう。


  インフルエンザだけでなく、夏風邪の一つといわれている「咽頭結膜熱」(通称プール熱)
  にかかった人が、今年度は例年よりかなり多く、未だ多い状態が続いています。

  咽頭結膜熱は、アデノウイルスが原因(インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因)
  で、プールの水を介して感染することが多く、例年6月末頃から夏にかけて流行するとされ
  ています。

  夏風邪といわれておりますが、例年これからの時期にも増加傾向になります。
  一度かかってしまったら、1週間ぐらい発熱が続くことがあり、たいへん体に負担がかかり
  ます。
  予防対策はインフルエンザと同様です。しっかり予防対策を行いましょう。


  また、8、9月頃に多くの患者を出した「RSウイルス感染症」は、減少傾向でかなり下火
  になっております。

 

  風邪やインフルエンザは、かかった本人は治ったと思っていても、体内にはウイルスが残っ
  ていることが多くあります。

  その状態で会社や人ごみに出掛けてしまうことで感染を拡大させる可能性も大いにあります。


  飛沫感染の他、ウイルス保持者があらゆるところを触ることで、ウイルスや細菌が付着し、
  それを他の人が触り、ウイルス、細菌が接触感染することもあります。
  それが原因で必ず病気を発症するとは限りませんが、可能性は十分にあります。

  完ぺきな予防はありませんが、病気にかかるリスクを減らすために、予防はしっかり行いま
  しょう。

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