パソコンを介したノロウイルス集団感染
寒いこの季節になりますと、ノロウイルスによる集団食中毒が頻繁に話題になります。
先日も長野県信濃町のホテルでノロウイルスの集団食中毒が発生し、86人が感染した模様です。
暖かい時期の食中毒は細菌が原因になりますが、寒い時期の原因は大半がノロウイルスです。
そして、感染経路の80%が感染者の手から拡がるとされています。
また、飛沫感染、あるいは比較的狭い空間などでの空気感染によって感染拡大した報告もある
ようです。
2007年の事例になりますが、この年の2月にアメリカ、ワシントンD.Cの小学校において
急性胃腸炎の集団感染が発生しました。
このとき、生徒27名と職員2名が吐き気、嘔吐、下痢などの症状を訴え、症状が48時間未満
であったため、ウイルスが原因であることが疑われました。
その後、アメリカ疾病対策予防センターが現地調査を行い、トイレ、ドアノブ、パソコン、その
他学校備品などをサンプリングしたところ、教室にあるキーボードとマウスからノロウイルスが
検出されました。
糞便検査でも同じ型のウイルスが検出されたことから、このノロウイルスが原因ではないかと
されました。
何らかで感染していた生徒がキーボードやマウスを使用してウイルスが付着し、他の生徒に感染
が拡大した可能性があるということです。
調査で判明した患者数はさらに増え、生徒が79人、職員が24人にもなりました。
この集団感染は、ノロウイルスがパソコンのキーボードやマウスなど共有物で数日間生存し続
け、それを介してヒトからヒトへ感染することを示しました。
予防の基本は、手洗いを徹底して、汚い手でパソコンを操作しないことです。そして、電話機や
パソコンの定期的な清掃および消毒も必要であるということです。
当社の「パソコンしょうどく」は、2種類の消毒液を使用するW消毒を実施。
ウイルス系には「あんしん消毒液」、病原菌類には「しんらい消毒液」が効果を発揮します。
健康経営の一環として、ぜひ「電話しょうどく」と共に「パソコンしょうどく」も取り入れましょう。
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