インフル新薬 話題に
塩野義製薬が開発した抗インフルエンザの新薬「ゾフルーザ」が話題になっています。
新薬といっても今年の3月から発売された薬ですが、すでに今シーズンのシェアが一番になった模様
です。昨シーズン終盤に発売されたにもかかわらず、わずか2週間で40万人に処方されたようです
ので、当然かもしれません。
従来の抗インフルエンザ薬には、「リレンザ」、「タミフル」、「イナビル」がありますが、これら
とゾフルーザが大きく異なるのは、体内で作用するメカニズム(作用機序)です。
インフルエンザウイルスは人の細胞の中に入り込んで、細胞の中で増殖後、細胞膜を破って他の細胞
に感染して広がります。
従来の抗インフル薬は、増殖したウイルスが細胞膜から外に出ないように作用します。
ゾフルーザは、ウイルスの細胞内での増殖そのものを抑えます。
治験データでは、インフルエンザの罹病期間はタミフルと同程度のようですが、体内からインフルエ
ンザウイルスが検出されなくなる期間は24時間と非常に短くなったということです。
このため、職場や学校などで誰かにうつす確率が減る可能性が大いにあります。
そして、もう一つのゾフルーザの優位点は、1回の錠剤服用で済むことです。
タミフルはカプセルタイプですが、1日2錠、5日間飲み続ける必要があります。イナビルは1回で
済みますが、コツがいる吸入するタイプです。リレンザも吸入タイプです。
そういった意味でゾフルーザは患者に優しいと思われます。
インフルエンザの流行は、例年11月下旬から始まり、2月頃にピークとなります。
良いインフルエンザの薬が出たからといっても、風邪やインフルエンザに罹ればつらいですから、
やっぱり予防を大切にして罹らないようにすることが一番です。
手洗い、マスク、うがいなどをしっかり励行しましょう。
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