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トピックス

 オリンピック病が流行する可能性

  国立感染研究所の発表の直近(2月8日から14日)データでは、感染報告数は多くありませんが、
  最近マイコプラズマ肺炎が流行っていると耳にします。


  マイコプラズマ肺炎は、通常の肺炎とは違う組織で炎症を起こすため、聴診器を聞いただけでは
  分かりづらく、咳や発熱はしますが、あまり重症化しないため見逃されているかもしれません。


  この疾患は、4年周期にオリンピックが開催される年に流行が繰り返されてきたため、「オリンピック病」
  と呼ばれていますが、現在はこの周期はなくなりつつあります。
  近年では、1984年と1988年に大流行しました。


  マイコプラズマとは微生物の名前で、厳密には細菌ともウイルスとも違います。
  ウイルスとは違い自己増殖でき、細菌とは違い細胞壁を持ちません。細胞壁を持たないため、
  ペニシリンなどの抗生物質はまったく効果がでません。

  また、潜伏期間が通常2~3週間と長いため、適切な判断、処置を行わなければ感染が拡大して
  しまいます。


  罹患年齢が幼児期、学童期、青年期を中心に多いため、集団生活をしている環境で拡がりやすく、
  小中学校での流行が多くなりがちです。
  感染しても肺炎まで至りやすいのは学童期と青年期で、幼児期は風邪症状くらいで済むことが
  多くなっています。


  感染経路は、咳やくしゃみでうつる飛沫感染です。唾液にもマイコプラズマが含まれるため、
  接触感染の可能性も十分にあり得ます。

  1度かかっても免疫力は長く続かないため、何度も感染しますので、予防が大切です。


  一般的な予防法である、うがい・手洗いなどをしっかり行いましょう。

  電話消毒薬は、マイコプラズにも効果が認められています。
  
オフィスでの感染予防に電話しょうどくも取り入れてください。

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 インフルエンザ予防が変わる

  インフルエンザの流行がピークを迎え、厚生労働省の発表では、2月8日から14日の1週間に
  おける全国の推計患者数は約205万人に達しました。

  これだけ毎年同じように流行するインフルエンザに対して、罹ってから対処するから、罹らない
  ようにする予防の方向へ注目が集まっています。


  その中で広く普及してきたのが「インフルエンザワクチン」です。
  平成25年度のデータになりますが、実際に1,620万人以上の人がインフルエンザワクチンを
  予防接種しています。

  但し、現在のインフルエンザワクチンは、あくまでも重症化を防ぐことが目的で、感染は防ぐこと
  ができません。

  また、その年に流行しそうなウイルスの型を予測してワクチンを作りますが、予測がはずれると
  効果が出ません。


  そこで、今開発が進んでおり注目されているのが「鼻ワクチン」です。
  従来の注射するタイプと違い、鼻に噴霧する方法でワクチンを鼻や喉の粘膜から取り込みます。

  これによって、粘膜に抗体ができるため、ウイルスが鼻や喉の粘膜に感染しようとすると、抗体
  がブロックするという作用が期待できます。
  感染する前段階でブロックできるため、感染そのものを防ぐというものです。

  また、粘膜にできる抗体はウイルスをブロックする能力が高いと考えられており、そのため、
  ウイルスの型が違っても効果が期待できる可能性があります。


  この鼻ワクチンは、10年前にアメリカで承認され、欧州では2年前に承認されていますが、まだ
  日本では承認されていません。
  そのため、一部の医療機関で接種できるのは、輸入されたワクチンになります。


  国内では、現在3つの鼻ワクチンが開発中です。
  それぞれ原材料としてウイルスの使い方が違っており、効果に特徴がありますので、承認された
  際には注意が必要です。
  3つの中でも、アストラゼネカの開発が一番進んでおり、17年度にも発売される見通しで、欧米
  ではすでに販売されています。


  今後鼻ワクチンが登場してくれば、毎年のインフルエンザの流行に恐れる必要がなくなるかも
  しれません。

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 インフルエンザ患者数が激増

  昨年末ころから増加傾向であったインフルエンザの患者数が、ここにきて急激に増加しています。


  厚生労働省によると、全国の指定された医療機関約5,000ヶ所(定点)の1定点当たりの患者報告数
  は、2月1日から7日までの第5週で34.66に上っています。患者数にして171,570人になります。

  1月の初めの週で定点当たり報告数が2.02となり、流行開始の指標である1.00を上回ってから、
  1月25日から31日では22.57と前週の2倍に増加しました。
  さらに今回の発表で1.5倍に増加しています。


  都道府県別では、神奈川県が48.95でトップとなっています。次に埼玉県(47.52)、愛知県
  (45.24)、千葉県(44.91)、福岡県(44.40)、北海道(43.75)とと続いており、
  前週から比較して首都圏が急激な増加傾向にあります。
  東京都も39.43で、前週より1.5倍に増加しています。


  年齢別では、5~9歳が一番多く約40万人と飛び抜けています。次に多いのが0~4歳と10~14歳で、
  それぞれ約22万人となっています。その他の多い年代では、40代が約19万人、30代が約18万人と
  なっています。


  疾患年齢層をみると、集団生活よる小中学生の感染リスクが高いことが分かります。
  学級閉鎖、学年閉鎖が相次いでおり、第5週において学級閉鎖は4,765件、学年閉鎖が1,153件
  となっています。休校も77校あります。

  学級閉鎖数を都道府県別でみると、愛知県が444クラスで一番多く、次いで東京都で428クラス
  となっており、この2都県が飛び抜けています。


  厚生労働省は、今シーズンの流行開始時期が1ヶ月程度遅かったため、流行ピーク時期も例年より
  遅れ、2月後半から3月にずれ込む可能性があり、過去11シーズンの例からピーク時期が遅れても
  疾患者数が低く推移したわけではなかったため、発生動向には注意しておく必要があるとしています。


  感染対策の基本としては、飛沫感染対策としてのマスクやうがい、接触感染対策としての手指衛生を
  徹底することが重要です。

  さらに感染リスクを減らすために、電話しょうどく、パソコンしょうどくもプラスしましょう。

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 「レンサ球菌咽頭炎」が増加

  先ごろまで、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)の流行が懸念されていましたが、第3週(1月18日~
  1月24日)までにおいては収束傾向にあります。

  逆に流行の兆しがみえているのが、小児に多い急性の咽頭炎である「A群溶血性レンサ球菌咽頭」
  です。


   国立感染症研究所によると、指定医療機関(定点)から報告される定点当たりの報告数が3週連続
  で増加しており、過去5年の同時期と比較してかなり多くなっています。

  第3週(1月18日~24日)における全国の報告患者数は9,552人で、定点当たり3.03人と
  なっています。
  都道府県別で一番多いのは山形県(8.45人)で、次に鳥取県(7.37人)、福井県(5.95人)、
  静岡県(5.83人)、鹿児島県(5.27人)と続いています。
  患者数としては東京都が一番多いのですが、定点当たりは全国平均と同数値となっています。


  A群溶血性レンサ球菌感染症は、A群溶血性レンサ球菌(溶連菌)によって引き起こされる上気道
  の感染症です。

  一般的な症状としては、2~5日の潜伏期間を経て、突然の38℃以上の発熱、のどの痛み、赤い
  ぶつぶつがあらわれる苺状の舌などです。症状は大体1週間以内に改善します。

  まれに喉や舌、全身に赤い発疹が拡がり高熱を伴う猩紅熱に重症化することがあります。
  また、肺炎や髄膜炎、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などの合併症を引き起こすこともあります。


  症状は風邪のようですが、咳や鼻水がほとんどありません。
  ウイルス性の風邪と違い、合併症を引き起こさないためにも、しっかり除菌することが大切です。


  感染経路が患者の咳やくしゃみのしぶきによる飛沫感染か、細菌が手に付着して口などに触れる
  ことによる接触感染ですので、予防対策は衛生管理の基本である手洗い、うがい、マスクが有効です。


  電話しょうどくは、溶血性レンサ球菌に対しても有効です。

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 続く見えない脅威

  WHOは、中南米で感染拡大している「ジカ熱」感染症にについて、「国際的な公衆衛生上の
  緊急事態」を宣言しました。
  一昨年のエボラ出血熱での緊急事態宣言以来になります。

  WHOとECDC(欧州疾病予防管理センター)によると、昨年5月にブラジルで発生してから、
  中央および南米、カリブ海地域では21の国や地域まで拡大しているということです。
  その他にも、アジア・西太平洋地域では5カ国、インド洋地域のモルジブ、アフリカのカーボ
  ベルデでも確認がされている模様です。


  ジカ熱は、ジカウイルスによる感染症で、蚊が媒介して感染することが分かっていましたが、
  人から人へ感染したのではないかという症例も出てきています。


  ジカウイルスは、1947年にウガンダのジカ森林のアカゲザルから始めて発見され、その名
  が付いたのでしょう。人からは1968年にナイジェリアにおいて発見されました。


  2000年代に入ってジカ熱の流行が何度かあり、2013年のフランス領ポリネシアでは約1万人
  の感染が報告されています。

  今回の感染拡大は桁違いの規模で、ブラジルだけで150万人以上が感染しているとみられ、
  WHOは、中南米の感染者が最大400万人に達すると推計しているようです。


  ジカ熱の症状としては、ほとんどの場合、軽度の発熱、頭痛、関節痛などの症状で、一昨年
  に問題となったデング熱より軽症といわれています。

  また、妊婦が感染すると、新生児が脳の発達が遅れる小頭症となる確立が高くなると指摘
  されております。実際に、2015年10月から2016年1月までの間に、3,530人の小頭症
  症例が確認されており、こちらの方が問題となっているようにうかがわれます。

  その他、ギラン・バレー症候群との関連も指摘されています。


  ジカウイルスという、また聞き慣れないウイルスが出て来ました。
  エボラウイルスやデングウイルス、インフルエンザウイルス、次から次と目に見えない病原
  細菌やウイルスの脅威にさらされています。


  身を守るために、感染のリスクを最大限に減らす予防が大切です。

  また、細菌やウイルスに打ち勝つために、体の免疫力を上げることも重要です。

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 インフルエンザが猛威をふるい始める

  周りの学校では、インフルエンザに感染発症した子供が続出、学級閉鎖が相次いでおり、
  インフルエンザが猛威をふるっています。


  厚生労働省の発表でも、平成28年第1週(1月4日から1月10日)のインフルエンザの
  定点(全国に約5,000ヶ所)当たり報告数が2.02となり、流行開始目安の1.00を上回
  ったことから、流行シーズンに入ったとしました。

  例年は、前年末の頃に流行入りしますので、今シーズンは遅い流行入りとなっています。


  そして、第2週(1月11日~17日)における定点当たり報告数は4.11となり、前週より
  いっきに倍増しており、週ごとに倍々のペースで増加しています。

  第2週あたりから急に寒くなり、乾燥した日が続いて、また学校も本格的に始まりましたので、
  急増していると想像できます。


  都道府県別では、沖縄県(12.22)が最も多く、次に新潟県(11.80)、秋田県(8.94)、
  北海道(7.21)、青森県(7.21)と続いています。

  全国の保健所地域でみますと、警報レベルの30を超えているところが2箇所あり、注意報レベル
  を超えているのは29箇所となっているようです。


  この1週間に全国の医療機関を受診した患者数は、推定約23万人に上り、年齢別では5~9歳
  が約4万人で最多ということです。
  ちょうど幼稚園から小学校低学年ぐらいの子供が多いことがうかがえます。


  インフルエンザウイルスは、たった1個のウイルスが体内に入ると、1日で1万個にも増殖する
  
といわれています。

  家族の誰かが感染すると、他の家族にも感染する確立が非常に高くなります。
  同じように、会社内のスタッフがウイルスを社内に持ち込めば、感染のリスクは非常に高くなり
  ます。


  予防の基本は、手洗い・うがい・マスクです。

  電話しょうどく・パソコンしょうどくも感染症予防対策の1つです。 
  

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 まもなく花粉の飛散が本格化

  「今年もまもなく花粉症の季節がやってきます。昨年と比べて、九州、四国、東海の各地で飛散が多い
   と予想されています。」
  と、新聞に日本医師会の警告広告が掲載されていました。


  環境省の発表でも、昨年春と比較すると、四国及び九州地方、中国地方の大部分、並びに東海地方
  の一部でかなり多く、関東、東海、近畿及び中国地方の一部で多くなる見込みということです。
  その他の地域では、前年並みか、やや少ないという予測です。


  飛散が始まる時期は、環境省の予測からすると、昨年春と同じ時期になりそうです。


  花粉が多い年を「表年」、少ない年を「裏年」という呼びかたがあり、花粉の飛散は多い年と少ない年が
  交互にやってくる傾向があるようです。
  昨年は、北海道と西日本は花粉が少ない「裏年」で、東北や東日本は「表年」だったということで、今春
  はその逆になると、一つの目安とされています。

  しかし、それよりも前年の夏の気候の方が大きく影響し、前年の夏の日照時間長く、夏らしい暑さ
  だった
ときに、花粉の飛散量が増す傾向にあるといわれています。

  こういったことを考慮すると、昨年は短い夏だったため、花粉は少なめになるのかもしれません。


  今、電話消毒薬は、期間限定で花粉の飛散が終わる頃まで、花粉症軽減効果のある
  シネオールを配合中です。


  スーっとして、鼻に気持ちいい香りです。

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 ノロウイルスは今どんな状況?

  今シーズンは、インフルエンザの流行の兆しがまだ見えませんが、この時期同じように話題になる
  ノロウイルスを含む感染症胃腸炎の患者数は増加傾向にあります。

  国立感染研究所の調査によると、昨年12月14日からの1週間で、全国約3,000ヶ所の医療機関
  から報告のあった感染者数は34,000人弱に上り、前週より約1,700人増加しています。
  1医療機関当たりの患者数は10.67人で、前週に今季初めて10人を超えてから引き続いています。

  都道府県別の1医療機関当たりの患者数をみると、前週に引き続き大分県が圧倒的に多く24.67人
  となっています。次に東京都(15.16人)が多く、そのあと神奈川県(14.95人)、三重県(14.20人)
  と続いています。
  患者数で見れば、東京都(3,957人)、神奈川(3,139人)、埼玉(2,016人)、が多く、人口密度が
  高い地域のため相対的に多くなります。


  過去10年と比較すると、1医療機関当たりの患者数はけっして多くはありません。
  この間一番流行した2006年は、ピーク時に20人以上に上っており、その他の年もピーク時に15人
  以上になっていますので、現状では今季は患者数の少ない年であります。

  ノロウイルスに対する認識が深まってきていますので、感染拡大が抑えられているのかもしれません。
 

  しかし、新型のノロウイルスが出てきているということなので、今後の発生動向に注意が必要です。

  しっかり手洗いをすることや、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒、危険な食材の調理の仕方など、
  予防対策はしっかりしていきましょう。
 

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 インフルエンザの流行はこれから

  12月後半から非常に暖かい日が続いているためか、今シーズンはインフルエンザの流行入りが発表
  されていません。
  例年は12月頃に発表されていますので、毎年必ず流行すると仮定すれば、かなり遅れています。


  国立感染症研究所の発表によりますと、昨年12月14日から20日の1週間で受診したインフイルエンザ
  の患者は、全国およそ5,000の医療機関からの報告数を集計すると、1医療機関当たり0.46人と
  なっています。
  前週は0.34人でしたので、増加はしていますが、流行入りの目安となる「1」を大きく下回っています。

  都道府県別でみると、定点当たり患者数が1を超えているのは、秋田県(3.41)、北海道(1.54)、
  新潟県(1.26)、福島県(1.14)、沖縄県(1.00)の5県だけです。
  定点当たりの患者報告数が1番多いのは北海道(348)で、次に東京都(231)が続いています。


  ただし、学校におけるインフルエンザ様疾患発生状況をみると、学級閉鎖となっている数が、前週
  と比較して2.5倍弱に増加しており、やはり学校生活においては感染が拡大しやすいので、安心は
  できません。

  インフルエンザウイルスの型をみると、A型の患者数が多いようです。


  今週後半から寒くなってきており、例年流行のピークは2月頃となっていますので、手洗い、うがい、
  マスクなどで、予防をしっかり行いましょう。

  感染症予防に電話しょうどくもプラスαしましょう。

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 明けましておめでとうございます

  明けましておめでとうございます。

  旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

  本年も社員一同、一層の精進をいたす所存でございます。

  なにとぞ宜しくお引き立ての程お願い申し上げます。

 

 

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